書道家/書家SOGEN blog ロボットに書・・・?! ( 2005.5.28 投稿 015)


投稿日: 2005年5月28日

 

IMR 2005.5.285月27日(金)

 

横浜(新小杉)のIHI石川島播磨重工にて新作ロボット

の制作現場を見学。

工場の敷地が一つの街ほど・・・とてつもなく広いのに

ビックリ。
出入りについては機密保持のためチェックもきびしい。

なにせ工場の中に信号機がいくつもあって、10分以上歩いて
ようやく目指す部署に辿り着く。

大手広告代理店プランナーS氏とデザイナーM氏とともに中へ。
工場内も100M以上の直線が引けるほどの広さである。

ロボット開発の部署へと進む。

 

 

ロボットの名は「脚車輪型移動ロボットIMR」。

 

平地は車輪で素早く移動、階段は3足を使って昇ることができる。
デモンストレーションで動かしてくれた。

かわいい感じ・・・でも夜中に出会ったら恐いかも。
「このロボットは名古屋で開かれている愛・地球博に出展されるために

開発されたものだが、セキュリティー対策やサービスまで将来は
幅広く活用されることが夢」とは制作リーダーMさんのお話。

7人のプロジェクトチームを組んでやっていたが、みな若い技術者たち。
彼らは日本の工業技術の最先端をいく職人たちだ。
で、このロボットのロゴを頼んでいただき書くことに・・・。
ロボットのロゴに書は初めてらしい。

日本が世界に誇る工業技術の最先端としてのロボットのロゴを、
伝統をふまえた日本の書で表現することでパブリシティー効果を・・・

というのが担当プロヂューサーSさんの狙い。
「ロボットに書が書かれててもイいじゃないか!」

 

ってことで、引き受けさせていただく。

まず見ることのできないロボット制作の現場を見せてもらえたことは

興味深くもまたありがたかった。
ロゴのアップは来週月曜日と時間はあまりないが、
よいものを書きたいと思っている。

 

その後は中華街で制作スタッフの方々と懇親会。
普通ならまず接点がない技術者の方々と親しく交流ができて

とても楽しい一時を過ごさせていただいた。
「地球博の発表会では、ふつうにやってもツマラない。

制作リーダーの人が金粉かなんか塗って「実はボクもロボットです。」

とか言って、そこにSOGENさんが書を書く・・・くらいのパフォーマンスを
やったほうがいい。」などというデザイナーMさんのジョークも
みんなで大笑いして聞いてくれるような人たちだったのでホっとした。

 

 

それにしても、鉄腕アトムにはじまり、最近では映画『アイ・ロボット』

なども見ているせいか、ロボットってもっと簡単に動くもんだって気がして

いたのだが、最先端の技術をもっても、階段をころばずに登ること一つ
大変な技術と努力の結晶であることを知った。

ある技術研究者は、2050年のワールドカップは人間の最強チームと
ロボットチームが戦うまでになっているだろうと予測しているという。

ロボットと対戦なんかしたら痛そうだな・・・
う~ん、近未来にはもしかしたらアイ・ロボットに近い世界・・・

ロボットが人間の日常生活の中に普通にいる世界になっているかも。
みなさん、ど~します?

将来は嫁いらず、ダンナいらずになるかもですよ~ん。

 

 

※写真1・・・「脚車輪型移動ロボットIMR」

平地は素早く移動し階段も楽々踏破。人と同じくらい身長を伸ばす
ことも可能。頭からカメラがでて周囲を観察する。

 

SOGEN NEW WEBSITE: 『書による商品制作、共同開発のご提案』

http://www.hiranosogen.com/cooperation/index.html

 

 

以下、愛・地球博でのロボット展のご案内です。
会期は6.9~19 9時~21時

吉本興業が出展する漫才ロボットや、人口皮膚を使った人間そっくりの
ロボット、身につけるとパワーが何倍にも増大するロボットスーツなど

話題のロボット65体を一同に会し、終日デモンストレーションも行われる予定。
ロボット好きな方は必見です・・・!

見に行くのなら、夜のほうが空いてていいらしいですよ・・・

 

 

 

 

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