書道家/書家SOGEN blog 本を出版します。 (バックナンバ〜 2005.5.31 投稿 016)


投稿日: 2005年5月31日

 

 

5月31日(月)

 

本の出版の打ち合わせのため、品川の天来書院比田井和子さんを訪ねる。

打ち合わせといっても、ほとんど、自分の思いを聞いてもらっただけなんだどね。
比田井さん、思いほのか感激してくれて・・・

で、内容は「平野壮弦のサクセス・ストーリー」といった感じにしたいと
言っていただいたんだけど、う~ん、まだちっともサクセスしていないんですけど?!

まあ、おそらく、半自伝的な感じで、コマーシャルベースの作品を紹介したり、
書芸術に対する考えをボチボチ語る、ってことになるんじゃないかと思います。

 

比田井さんは「私の30年の編集歴の中で、自分から、この人に本を書いて欲しいと強く
思った数少ない人です。」とまで言ってくださり、そんな奇特な方がおったんかいなって、
こっちが感激。しかも彼女は現代書道の父と称される比田井天来翁を祖父に、また20世紀を
代表する現代書の巨星・比田井南谷氏を父に持つ生っ粋の書家の家柄。

そんな方が、書壇からドロップアウトした一匹狼の自分に熱い期待をもってくださって。

でも比田井さん、オイラに目をつけたのはたぶん大当たりだね。見る目あると思うよ。

21世紀の書を変えるのは、SOGENをおいてほかにいないから。

威張って言ってるわけじゃない。それが自分の生きる意味であり、役目ってことなんだ。

 

南谷先生は生前「書は心を映し出す心線芸術である。」と言われたけど、達見だと思う。

でも自分はそれをもっと発展的に考てるところがあって、自分流に言えば、こうなるんだ。
「書は魂(SOUL)を表現する芸術であり、書芸術=ソウル・ドローイングである。」

南谷先生は時代の先を行き、孤高の芸術家としてその生涯を全うされたけれども、
いまようやく時代が比田井南谷に追いついたって感じなんじゃないかな。

その遺志をさらに発展させて広めていくのが自分の役目の一つだと思っている。

書芸教室も、デザイン書の仕事も、汚し屋パフォーマンスも、言ってみればすべて、
そのためなんだよね。

 

もう一つ、「書とはいかに美しくエロティックに汚すかの芸術である。」
ってのが 自分の考え。だから、なんでも汚すのさ。

相手が紙だろうが、物だろうが、人だろうが、ロボットだろうが、おかまいなしにね・・・
ときに阿修羅の如く激しく、ときに柔肌を撫でるが如く・・・(あ、ちょびエロ?^^)
だからオイラは「汚し屋・壮弦」なんだな。

なんだって汚しますよ、頼まれても頼まれなくてもね。
書をもって、あくまでも美しく・・・ね。

裸体に書くってのも、もちろんそう。そりゃあエロではあるけどね。
自分の場合はあくまで書が主体なんだな。

だから、裸体をエロく汚すこともあれば、壁面にイメージを書き込む
こともあれば、その対象はさまざま。

死ぬまで裸体だけでイって、伝説のエロ書家となる、ってのも、
悪くないかもしれないな・笑

 

それから将来、ジェット機ロケットに書かせてもらうつもり。
これは宣言します。ぜったい書きますんで。

で、世界一高い場所に書の作品を送った伝説の書家になります。

 
ってことで、ン? 長かったな。読んでくれてありがとう。

そんじゃ、また!

 

 

 

 

書道家/書家 SOGEN / 平野壮弦

 

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